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世界規模の無線LANローミングを目指す業界団体「Pass-One」が発足

■URL
http://www.pass-one.com/
http://www.pass-one.com/data/upl/17-0-pressRelease-April29th2002.pdf

 世界中どこに行っても簡単に無線LANを使ってインターネット接続ができるローミング環境を提供することを目的とした業界団体「Pass-One」が29日、ルクセンブルクにて発足した。創業メンバーはWISP(Wireless Internet Service Provider)の米Wayport、カナダのWFatPort Corporation、フィンランドの無線LANソフトウェア企業Wificom、無線LAN向けの認証システムなどを開発する米Open Point Networksなどだ。

 Pass-Oneは、世界中のWISPが同じサービス品質を提供し、どこでも同じ手順で高速インターネット接続できる環境を提供するために、WISPに対しては課金や速度などサービスレベルでの業界合意を、無線LANベンダーに対しては認証ソフトウェアなど技術開発の面での協力を呼びかけている。こうした合意方法がPass-Oneで決められることによって、それぞれの業者が別々に交渉する手間がはぶけ、携帯電話や航空機業界などと同じような世界規模のローミングが早期に実現する可能性がある。

 Pass-Oneは会員に対して「マーク」を提供し、このマークが掲示されている業者であれば世界中どこでも同じサービス品質が受けられるようにする予定で、クレジットカード業界のように世界中で通用するマークになることを目指すとしている。また、Pass-Oneの中では、小規模・中規模のWISPにも大規模WISPと同様の発言権を与えることにより生き残りをはかり、サービス品質が地域によって落ちることはないようにする。

 WISPの数が世界中に増え続ける一方、認証方法や課金方法などがそれぞれ異なっているため利用者にとって不便な状態が続いており、業界内で解決が模索されていた。Pass-Oneはその努力の表れといえ、今後どれだけのWISPや無線LANベンダーが加盟するかにその成否がかかっている。

(2002/4/30)

[Reported by taiga@scientist.com]

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