■URL
http://www.sbinvestment.co.jp/ir/pres/020501/sbipress020501.pdf
ソフトバンク・ファイナンス株式会社とソフトバンク・インベストメント株式会社は、共同出資による新会社「エスビーアイ・インテレクチュアルプロパティ株式会社」(以下SBI-IP)の設立を発表した。
新会社は特許権などの知的財産権(Intellectual Property、以下「IP」)流通のためのマーケットプレイス事業を主体とする。事業会社や大学などの研究機関が保有し、遊休化しているIPをオンラインのマーケットプレイスで開示し、取引希望者とのマッチングや流通、ライセンス付与などを展開する。
現在、日本国内には約100万件の特許が存在すると言われているが、うち約3分の2は利用されていない状態という。SBI-IPでは、これら特許をはじめとした未利用IPの流通・活性化をマーケットプレイスで展開するほか、他企業へ未利用IPのデータベースを提供するデータベース事業も行なっていく。またピー・エル・エックス株式会社(以下PL-X)と提携し、これまでIPを流通・移転する際の障害となっていた“客観的流通価格の算出”を、PL-Xが持つ“IPの定量評価を行なう技術”を利用することで、マーケットプレイス上でIPを公正な価格で扱うことが可能になったとしている。
SBI-IPでは6月をメドにSBI-IPのサイトとマーケットプレイスを立ち上げ、初年度に大企業50~100社、ベンチャー企業100~200社の参加を見込んでいる。なお初年度の売上げは6,000~7,000万円を目標としている。
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(2002/5/1)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]