【業界動向】

ソフトウェア開発企業として転身を図る

米Sputnikが無線LANプロバイダー計画を中止〜ビジネスモデルを変更

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http://www.sputnik.com/archive/read.php?f=3&i=263&t=263

 米Sputnikは4月29日、ビジネスモデルを大幅に変更して“ソフトウェア開発企業”を目指すことを発表した。Sputnikは、無線LANアクセスポイントに必要となるゲートウェイソフトウェアをオープンソースで開発し、ボランティアにより設置されたアクセスポイントによる有料加入者向け無線LANプロバイダー計画を発表して注目を集めていた。

 29日の発表でSputnikの共同創業者でCTOでもあるDavid L.Sifry氏は「慎重に分析を進めた結果、有料加入者ベースの802.11ネットワークに対し、長期的な財務状況に関する疑念を払しょくすることができなかった」と述べた。また、Sputnikの創業以来台頭してきたJoltage社、T-Mobile Wireless社など他社との競争に勝てないことも一つの理由として挙げている。

 有料加入者による802.11ネットワーク計画は中止になったものの、802.11ネットワークそのものへの需要は世界中で衰えていないことを鑑み、Sputnikは、これまで開発してきたアクセスポイント用のゲートウェイソフトウェアには需要があると判断した。その結果、ボランティアで無線LANアクセスポイントを提供する人に対しては最も基本的な「Sputnik Community Gateway」を無料で配布する。同社は引き続きこのボランティアベースのネットワークを維持するためのバックエンドサービスを応援していく予定だ。

 その上でセキュリティー機能や無線LANネットワーク上の分散ストレージ、分散コンピューティングなどアプリケーション機能を充実させたゲートウェイソフト「Sputnik Enterprise Gateway」「Sputnik Wireless Router」を大企業向けに開発販売していく。さらにワイアレスISP向けの需要も増えるとして、現在「Sputnik Service Provider Gateway」を開発中であり、これは今年第4四半期頃発表される予定だ。このようにSputnikは基本となるオープンソースのゲートウェイソフトに付加的な機能を付け加えることで企業としての利益を上げていく計画だ。

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(2002/5/1)

[Reported by taiga@scientist.com]

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