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http://www.websidestory.com/cgi-bin/wss.cgi?corporate&news&press_1_177
米調査会社WebSideStoryは4月30日、検索サイトの市場シェアでGoogleのシェアが急上昇し、この上昇傾向が続けば、長い間首位を維持している米Yahoo!を追い抜くとの調査報告を発表した。
この調査結果は、WebSideStoryのWeb利用動向分析サービス「StatMarket」によるもの。StatMarketは、世界の12万5,000サイト以上で、1日に5,000万人以上のユーザーから収集したデータを分析している。4月24日時点の調査で、Googleのシェアは過去最高の31.87%に達し、Yahoo!の36.35%に肉迫した。シェア3位のMSNは12.73%となっている。
Googleにアクセスするユーザーの割合は、2000年6月の約1%から2年弱で31.87%に急増している。一方、Yahoo!のシェアは、2000年6月の46%から31.87%に減少している。この調査結果について、StatMarketの商品マーケティング部門のGeoff Johnston副社長は「Yahoo!のブランド力にも関わらず、この数字はユーザーがGoogleを信頼できると考えて、Webを検索するためにGoogleに直接アクセスしている」と分析。
一方で、GoogleはYahoo!やNetscapeと契約し、バックエンドで検索機能を提供している。今回の調査結果には、このようなGoogleのバックエンドサービスは含まれておらず、Googleのサイトに直接アクセスしたユーザー数のみが含まれている。Johnston氏は「Yahoo!がGoogleの検索機能を利用していることが、Googleの露出度を高めているようだ」と指摘している。
(2002/4/30)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]