【事業計画】

双方向テレビ用STB「AOL‐TiVo」が開発中止に
~TiVoがDVRにAOLのサービスを組み込み

■URL
http://www.tivo.com/news/pr_detail.asp?article=138&frames=yes
http://sec.freeedgar.com/displayText.asp?ID=1850190
http://www.tivo.com/get/series2/win_series2.asp?frames=no


TiVo Series2

 米AOLと米TiVoは1日、両社が2000年6月に締結した契約関係を改定し、新たな契約を結んだことを明らかにした。この結果AOLとTiVoが共同開発してきた双方向テレビ用STBの開発は打ち切られ、代わりにTiVoのDVRの中にAOLのインスタントメッセージやチャット機能を組み込むことになった。

 TiVoが開発した新製品「TiVo Series2」は、サードパーティーがTiVo加入者向けにブロードバンド接続を利用してアプリケーションやサービスを提供できるようにしており、AOLのインスタントメッセージやチャット機能もこの機能を利用する。さらに、AOLユーザーは、AOLのネットワークを利用して番組予約をしたり、TiVoの電子番組表をアップデートできるようになる。

 TiVoが1日米証券取引委員会に提出した書面によると、AOLはTiVo上でAOLサービスを提供するために必要となる開発費400万ドルをTiVoに前払いした。また、2000年6月の契約でAOLがTiVoに対して行なった2億ドルの出資のうち、4,800万ドルは「AOL‐TiVo」ブランドSTBの開発費用だったため、TivoはこれをAOLに対して返還する。一方AOLは、そのときに取得したTiVoの株式160万株をTiVoに対して返還する。なお、この取引の後にもAOLは引き続きTiVoの約110万株を保有することになる。

 AOLはTime Warnerの持つコンテンツやCATV網を活用するため独自の双方向テレビサービス「AOLTV」を開発しているが、今のところ芳しい成果をあげることができていない。今回のTiVoとの契約改定にもこうした背景があるものと思われるが、一方でAOLはこの新しい契約によってTiVoのDVR技術を非独占的にではあるが購入する権利を取得した。

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(2002/5/2)

[Reported by taiga@scientist.com]

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