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http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_020506.pdf
米DoubleClickと米NetRatingsは6日、DoubleClickがNetRatingsにオーディエンス計測部門「@plan」を売却することを発表した。また、同時にNielsen//NetRatingsは、@planの調査データをDoubleClickの広告管理やサービスに生かすための複数年契約を結んだことも発表した。
@planは、インターネット広告キャンペーン計画や売買に生かすためのオーディエンスのデータを計測する調査部門。今回NetRatingsは、この部門の製品ラインに加えて、200以上のクライアント、これまで蓄積してきたデータ、その他関連する知的財産権すべてを1,850万ドルの現金と株式で買収した。
Nielsen//NetRatingsと@planの調査データは、今後DoubleClickの広告配信管理システム「DART」やMediaVisor製品に統合されるほか、両社は、今後協力して広告キャンペーンにおけるリーチなどを計測するツールの開発を行なうとしている。
DoubleClickは、オーディエンスなどのデータを計測する部門が、広告の売買には不可欠であるとの考えを以前から表明していた。これまで正確な調査部門を作り上げるために努力してきたが、ここ数年間でそれらの部門を他社に売却していたが、今回の@plan売却によりDoubleClickに調査関連部門がなくなることになる。DoubleClickでは自社による調査はしなくなるが、逆に調査部門が非常に発達しているNielsen//NetRatingsと提携することで広告関連商品の質を高め、収益を上げる考えだ。
(2002/5/7)
[Reported by taiga@scientist.com]