【ブロードバンド】

ブロードバンドが使える公団住宅はどこ?
都市公団が団地別の対応状況についてリスト公開

■URL
http://www.udc.go.jp/kanri/it/
http://www.udc.go.jp/press/H14nendo/internet/

 都市基盤整備公団が、団地ごとのブロードバンド対応状況について情報公開を開始した。2002年度に入り、ウェブサイト上に「公団賃貸住宅のIT化について」というコーナーを開設した。住宅内LAN、HomePNA、ADSL、CATVの4つの方式について、各団地でどの方式が利用可能かがリストアップされている。

 住宅内LAN方式は都市公団が新規に建設する賃貸住宅へ導入を進めているもので、首都圏ではNTT-MEが、中部/関西/九州圏ではNTTメディアサプライがサービスを提供する。2月末現在で導入されているのは、まだ28カ所に止まっている。

 一方、HomePNA方式は、既存の賃貸住宅のうちADSLやCATVが利用できない団地を対象に導入を進めているもの。KDDIのVDSLサービスが順次提供されることになっており、利用が可能になる予定の団地が50カ所以上リストアップされている。

 このほか、どちらの方式にも対応していない団地についても、すべての公団住宅についてADSLの利用可否と、CATVインターネットの利用可否およびその事業社名がリストにまとめられている。

 ただ、現時点でブロードバンドの対応状況が提供されているのは残念ながらこのページ内だけで、入居者を募集している各団地の物件情報にはまだ反映されていないようだ。都市公団では今後、家賃や立地条件などのデータとともにブロードバンドの対応状況についても明記していくとしている。

 なお、都市公団では11日より、ウェブサイト上で賃貸住宅の入居申し込みが行なえるサービスを提供する。同日より募集を開始する千葉県の住宅2カ所から対応し、これ以降に募集を開始する新規物件については、原則としてインターネットでの申し込みに対応。これまでパンフレットで提供していた情報も閲覧できるようにする。また、既存物件の空家への入居申し込みについても8月よりインターネットへ対応する予定だ。

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(2002/5/8)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]

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