【eラーニング】

NTT-X、ナレッジマネジメント効果の高いeラーニング製品「Xcalat II」を発表

■URL
http://www.nttx.co.jp/data/0205/02051301.html (リリース)
http://e-cube.ne.jp/

右からNTT-Xの中嶋孝夫副社長、同Eラーニング部部門長の福原美三氏
 株式会社エヌ・ティ・ティ エックス(以下NTT-X)は、同社のeラーニング事業「イーキューブ・ラーニング」で、eラーニングシステムの新製品「Xcalat II」(エクスキャラット・ツー)を発表した。出荷は7月上旬を予定している。

 同社は1999年よりWebベースドトレーニング(以下WBT)を主体としたeラーニングシステム「Xcalat」を展開しており、これまで150社へ導入した実績を持つ。今回発表した「Xcalat II」は「Xcalat」の機能を大幅に拡張、強化した製品。社内研修向けの従来型から、テーマを経営課題に合わせた人材育成へと広げ、ナレッジマネジメント的側面を強化した内容となる。

 具体的には、これまで対応していたWBT教材以外に、「Microsoft Office」ファイルや、動画・音声ファイルなど、多彩なファイルをラーニングオブジェクト(教材の意、以下LO)として取り込むことが可能となった。人材そのものをLOとして指定できる点も大きな特徴で、LOに指定された人物が、自分のレクチャーを収録したビデオやテキストなどを登録すると、それが教材となり、部下や周囲のメンバーが共有・学習できる仕組みだ。このため、従来は管理者経由だった教材登録の手間が除かれ、効率よくかつ鮮度の高い教材収集が可能という。また教材の受講者による評価や使用状況を確認し有効な教材つくりに役立てる“コンテンツ評価機能”や、学習申込みや履修状況管理などを行ない、学習が遅れているユーザーに学習促進メールを自動送信する“研修運用支援機能”などで、効果的な学習環境を実現できる。また「Exchange 2000 Server」や「サイボウズOffice」などとの連携で、電子会議室やライブコミュニケーション、またより高度なナレッジマネジメント環境と統合した利用が可能としている。

 「Xcalat II」はユーザー数ベースの価格設定となり、100名で80万円から。NTT-Xでは「Xcalat II」を“自己学習する組織をつくる企業変革エンジン=Learning Manegement System”として、コンパックなどパートナー企業経由で販売するほか、OEMとしての供給も視野に入れた展開を図る。なお同製品で平成15年度末までに20億円の売上げを目標としている。

(2002/5/13)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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