【サービス】

“温泉+無線LAN”でこれがホントの……

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http://www.onsentamago.com/

 山形県米沢市の小野川温泉にある「うめや旅館」が、ロビーと玄関前のスペースで無線LANによる無料ネット接続サービスを開始した。まさに“ホットスポット”と呼ぶにふさわしいが、それ以上にサービス名称は“クール”である。その名も「ホットSPAっと!」だ。今後は他の旅館や商店、食堂などにも広げていく方針だという。

 さて、いわゆるホットスポットサービスは、都市部を中心に通信事業者各社のサービス発表が相次いでおり、ビジネスユーザーからの期待も高いのではないだろうか。NTT西日本が昨年秋から実施した「フレッツ・スポットアクセス(仮称)」の実験サービスでも、モニターの約7割が会社員だった。

 ところが、利用目的をたずねたアンケートでもっとも多かったのは「趣味・娯楽」で、2位の「仕事」を大きく上回ったという。続いて3位は「コミュニケーション」で、2位の仕事とほぼ同数だった。

 骨休めに訪れる温泉地でまでネット接続することに疑問を持たれる向きもあるかもしれないが、上記のアンケート結果からもうかがえるように、ホットスポットは何もビジネス向けというわけではない。ネット端末はもはや携帯電話やテレビ、雑誌などと同じコミュニケーションや情報収集のツールであり、旅行中でも必要なユーザーは多いだろう。“温泉+無線LAN”の組み合わせは、ダジャレで片づけてしまうことなく、今後の展開に期待したい分野である。

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(2002/5/16)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]

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