■URL
http://jword.excite.co.jp/
http://www.jword.jp/
エキサイト株式会社は、株式会社アクセスポートと提携し、ポータルサイト「Excite」でアドレスバーへの日本語入力でサイト表示ができる「日本語キーワード(JWord)」サービスを開始した。
アクセスポートは、伊藤忠商事株式会社と株式会社インターパイロン、中国のInter China Network Software(以下Inter China)の共同出資で設立されたジョイントベンチャー企業。Inter Chinaは中国で3年前から中国語によるアドレスバー入力でのナビゲーションサービスを展開し、現在2,000万人以上のアクティブユーザーに、毎日2,400万回利用されているという。「JWord」はこの高速検索エンジン技術をベースにして、日本語入力での検索を実現したものだ。アクセスポートでは中国での実績から、アジア地域での各言語によるナビゲーションサービスは有効だと捉えており、今回日本でのサービス開始となった。
「JWord」では、ユーザーがInternet Explorer(以下IE)のアドレスバーに、URLの代わりに企業名や商品名、郵便番号などの日本語キーワードを入力すると、該当するWebサイトや地図ページなどにダイレクトにアクセスできるサービスを提供する。該当するサイトがない場合は、エキサイトの検索結果が表示される。有名人など人名の入力では、公式サイトが表示される場合と、検索結果になる場合の両方が見られた。
「JWord」の利用にはプラグインのインストールが必要で、インストールは専用のWebページから十数秒で完了できる。対応しているOSはWindows 95/98/ME/NT4/2000/XPに対応し、IE5.0以上が必要となる。アクセスポートでは7月からキーワードの販売も展開する予定で、価格は固有名詞が年間3万円前後、一般名詞についても検討を進めている。キーワード販売はエキサイト、伊藤忠商事、GMOの三社による展開となる。またJWordサービスではぴあ株式会社、アルキカタ・ドット・コム株式会社、株式会社ニューズウォッチなど数社とも提携しており、各サイトを通じたサービスも展開する予定だ。なおこの時期の開始は以前から予定しており、米RealNamesのサービス終了については「非常に驚いている」(アクセスポート)という。
(2002/5/17)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]