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NTT東日本、オーダーメイド的専用線「スーパーハイリンク」を提供開始
~2.4から10GのSONETリングで専用ネットワークを構築可能

■URL
http://www.ntt-east.co.jp/release/0205/020517b.html

 東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)は、自治体や大規模企業向けの高速専用線サービス「スーパーハイリンク」の提供を6月上旬より開始するとし、総務大臣へ認可申請を提出したと発表した。

 「スーパーハイリンク」は、SONET(Synchronous Optical Network)リングを利用して、複数拠点にわたってネットワークを構築するサービス。SONETリングを、1ユーザーが占有的に使用できる点が特徴だ。このため、ユーザーのオーダーメイド的な要望に応えることができるという。

「スーパーハイリンク」のサービスイメージ

 SONETリングは光通信技術のひとつで、光ファイバーを二重のループ状に敷いてリング型にネットワークを構成するというもの。光ファイバーを二重に敷いてあるので、回線故障時などでは、瞬時に異なったルートに切り替えることができる。これによって、高い信頼性を確保しており、イー・アクセスのバックボーンなどでも採用されている技術だ。

 今回のサービスでは、2.4Gと10GのSONETリング網が用意されており、NTT東日本のサービスエリア内の同一都道県内であれば、複数の拠点間にまたがってネットワークを構築することが可能だ。また、オーダーメイド的に構築するので、回線の増速や増設は迅速且つ柔軟に行なう事が可能となっている。価格は、2.4Gの最小構成のもので月額116万6,000円からとなっている。

 NTT東日本では「この『スーパーハイリンク』は、主に大企業や自治体を対象としたサービスだ。特に自治体では、県庁と市役所をSONETリング網で結ぶなどの利用の仕方ができるはずだ。これによって、高速性と安全性が増すと考えている。また、回線の速度面でも、従来の専用線サービスでは600Mが限界だったので、大幅な速度増加が図られている」としている。

「スーパーハイリンク」の構成

(2002/5/17)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]

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