【調査結果】

オンライン音楽は急速に主流になりつつある~米国調査

■URL
http://www.venturestrategy.com/release05-15-02.html

 米Venture Strategy Partnersは16日、「多数の成人ユーザーがオンライン音楽を聴いており、オンライン音楽は急速に主流になりつつある」との調査報告を発表した。しかし、一方で音楽提供者は、サービス料を徴収する適切な手法を生み出すという問題に直面している。

 同調査によると、成人ユーザーの約1/3が少なくとも1回はインターネットで音楽をダウンロードしたり、ストリーミング音楽を聴いたことがあるという。さらにその1/3は、頻繁に音楽ファイルをダウンロードしたり、ストリーミング音楽を聴いている。オンライン音楽ユーザーの中で多数を占めるのは若年層だが、ベビーブーマー世代(35~54歳)も約35%を占めており、この割合は今後上昇すると予測している。

 また、成人ユーザーの1/4はオンライン音楽サービスに加入するつもりだと答えており、一部のユーザーは既にダウンロードやストリーミングサービスに料金を支払ったと回答している。有料サービスにどのくらいの料金を支払うかという質問に対しては、1カ月に約50曲の利用で15ドル、無制限のストリーミング配信サービスで1カ月に12ドル、などが適切だと答えている。

 有料サービスを定着させる鍵は、音楽ファイルの「利用方法」。ユーザーは、ダウンロードした音楽ファイルを保存したり、複製できるかどうかが重要だと見なしているという。また、音楽ファイルを迅速にダウンロードできる高速インターネット接続も重要となる。

(2002/5/20)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]

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