【事業計画】

Microsoft、今年も“AOLからMSNへ”の乗り換え促進キャンペーンを実施

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http://www.microsoft.com/presspass/press/2002/May02/05-20HassleFreePR.asp

 米Microsoftは21日、インターネット接続サービス首位の米America Online (AOL)から、Microsoftのプロバイダー事業「MSN Internet Access」への乗り換えを促すためのツールを発表した。

 これらのツールとして、AOLで利用しているメールボックスやアドレス帳、スケジュール表などを、MSNの新規アカウントに自動的に移行する「TrueSwitch」サービスを提供する。またユーザーは、AOLのアカウントに着信したメールをMSNのアカウントに30日間転送することもできる。AOLのアカウントは退会要求をファクスやメールで送れば消去できるため、TrueSwitchによって簡単に消去できるという。

 Microsoftは同ツールの提供に併せて、MSNのブロードバンド接続サービスまたはダイヤルアップ接続サービスに新規加入し、3カ月分の利用料金を支払ったユーザーに50ドルをキャッシュバックするキャンペーンを延長する。同社は3月、このキャッシュバックキャンペーンを開始、当初実施期間を5月30日までとしていた。

 同社は3カ月間で1億ドルを投じ、広告やダイレクトメールを使ってTrueSwitchツールの提供とキャッシュバックを宣伝するキャンペーンを実施する。同社はこのキャンペーンが約5,000万人に到達することを目指している。

 Microsoftは例年この時期にAOLからの乗り換えを促進するキャンペーンを実施している。昨年5月には、AOLが利用料金を月額21.95ドルから23.9ドルに値上げしたことを切っ掛けに、低価格のプロバイダーへの乗り換えを検討しているAOL会員の取り込みを図るため、5,000万ドル規模のキャンペーンを行なっている。

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(2002/5/21)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]

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