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http://www.ibm.com/news/jp/2002/05/05271.html
日本アイ・ビー・エム株式会社は27日、携帯電話からネットワークに接続されたPCを遠隔操作できるサーバーソフトウェア「Desktop On-Call Gateway Version 1.0(以下、DOC Gver)」を発売開始すると発表した。価格は77万9,700円。
「DOC Gver」は、同社の遠隔操作PCソフト「Desktop On-Call Version V5」と併用して利用する。具体的には、「DOC Gver」をイントラネットのDMZ(非武装地帯)にあるサーバーに導入し、「Desktop On-Call Version V5」を操作したいクライアントPCにインストールすることにより、携帯電話からのアクセスも可能となる仕組みとなっている。
実際にアクセスする際は、携帯電話から「DOC Gver」のインストールされたサーバーにアクセスし、「DOC Gver」からiアプリをダウンロードして使用する。「DOC Gver」に接続すると、携帯電話の画面上にはPCの画面が16~26分割されて表示される。また、PCに接続しているカメラの画像なども閲覧することが可能だ。なお、対応している携帯電話は、NTTドコモの「SO503i」、「P503i」、「P2101V」となっている。
「Desktop On-Call Gateway Version 1.0」のサービスイメージ図 |
しかし、会社内のマシンにアクセスするため、セキュリティー面の懸念が浮かび上がる。その点に関して「DOC Gver」では、ファイアウォール内のサーバーにもアクセスが可能であり、さらにSSLへの対応や携帯電話の製造番号を確認してアクセス権を限定する機能などを備えているので、安全性が高くなっているという。
IBMによると「ノートPCを持っていないが、会社内のメールやファイルを見たいユーザー向けのソフトだ。店舗に設置しているPCにカメラを設置すれば、出先で携帯電話から、店舗内の画像をチェックすることなどができる。また、同様に監視カメラ的な要素としても利用できるだろう」とのこと。
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(2002/5/27)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]