【提携】

WindowsアプリケーションをWebサービスとして配信
~米MicrosoftとSoftricity

■URL
http://www.softricity.com/products/softricity-net.asp

 米Microsoftと米Softricityは28日、既存のWindowsアプリケーションをXMLベースのWebサービスとして管理できるようにする企業向けソリューションを推進することで提携したと発表した。

 これは、Softricityのプラットフォーム「SoftGrid」を用いて、アプリケーションをネットワークサービスとして配信できるようにするというもの。これにより、全社内からアプリケーションにアクセスするための時間やコストを削減できるという。

 SoftGridでは、アプリケーションのコードを小さく分割し、必要に応じてPCに配信する技術を利用している。配信されたアプリケーションは、「SystemGuard」と呼ばれる保護領域内で動作し、ソフトウェア全体をインストールしなくても実行可能だ。

 両社は、Microsoftの「.NET」技術を用いてSoftGridを強化し、アプリケーションの検出や配信の自動化、Microsoftのオンライン認証技術「Passport」を用いたファイアウォール外でのユーザー認証などの機能を組み込む。また、アプリケーションサービスの追加や更新をした場合には、Microsoftの通知サービス「.NET Alerts」を用いて、管理者がクライアントに自動的にメッセージを送信できる。

 さらに、Microsoftの「SQL Server」や「BizTalk Server」と組み合わせることで、管理者がアプリケーションの性能や利用状況に関する情報をリアルタイムに収集して、検査できるようにする。

(2002/5/29)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]

ほかの記事はこちらから

INTERNET Watch編集部internet-watch-info@impress.co.jp
Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.