■URL
http://www.wyca.com/summary/vrsn-inf.htm
ドメイン登録業者の米VeriSignに対し、ドメイン登録者に数千通もの偽の「期限切れ」通知を送っていたとして、米カリフォルニアの裁判所に集団訴訟が起こされた。原告を代表する法律事務所のWeiss & Yourmanが28日、明らかにした。
訴えによると、VeriSignはドメイン登録者に5月15日までにドメインを更新するよう促す「有効期限切れ通知」を送信。有効期限までに29ドルの更新料を支払うよう請求していた。しかし、この期日はドメインの有効期限ではなく、通知に対する返信期日であり、通知に応じて更新料を支払えばVeriSignにドメインを移転することを認めたことになったという。
原告側は、このような活動が不正競争防止法に違反するとして、このような通知を受け取った被害者を代表して集団訴訟を起こしたと説明。原告側はVeriSignに対し、損害賠償を求めている。
VeriSignに対しては、競合するドメイン登録業者の米BulkRegisterがこのような活動を中止するよう訴えを起こしている。地裁は今月14日、BulkRegister側の訴えを認め、VeriSignにこのような活動を即座に中止することを命じる仮処分を下している。
◎関連記事
■米連邦地裁、米VeriSignに「ドメイン期限切れ通知キャンペーン」の中止命令
(2002/5/29)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]