■URL
http://www.bsa.org/usa/press/newsreleases//2002-05-29.1116.phtml
http://www.bsa.org/resources/2002-05-29.117.pdf
ソフトウェア会社の業界団体Business Software Alliance (BSA)は29日、オンラインで市販ソフトウェアをダウンロードし、その全てに料金を支払ってはいない米国インターネットユーザーが全利用者の約3分の1に昇るとの調査報告を発表した。
同調査は、米国のユーザー1,026人を対象に実施したもの。それによると、市販ソフトをダウンロードしたことがあるユーザーは約半数で、そのうちの81%はダウンロードした全てのソフトには料金を支払っていないという。これらユーザーのうち、著作物に対して滅多に、あるいは全く支払わないと答えたユーザーは57%に達している。
一方で圧倒的多数の95%が、ソフトウェア制作者の著作物に対して料金を支払うべきだと考えている。さらに85%は、企業が研究開発に投資する売上を確保するために、強力な知的財産権の保護が極めて重要だと考えている。
これらの調査結果から、多くのユーザーは法律に違反する行為を行なっていると認識しておらず、ダウンロードしたソフトウェアに料金を支払うかどうかは状況に応じて判断していると分析。市販ソフトウェアのダウンロードは、ライセンスを取得していないもの、または海賊版であっても、費用の節約になると考えているかという問いに対しては、約半数が「状況による」と答えている。
(2002/5/30)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]