【業界動向】

欧州議会が「個人データ保護指令」を承認~ユーザーのプライバシーを保護

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http://europa.eu.int/rapid/start/cgi/guesten.ksh?p_action.gettxt=gt&doc=IP/02/783|0|RAPID&lg=EN;

 欧州連合(EU)の欧州議会は30日、インターネットなどの電子通信における、個人データやプライバシーの保護に関する指令案を承認した。今後数カ月以内に公式に導入され、2003年末までに施行される予定だ。

 このデータ保護指令では、商用メールについては受信者の許諾が必要なオプトイン手法を導入する。また、市民が携帯電話や固定電話の電話番号、電子メールアドレス、住所などを公開ディレクトリに置くかどうかを決定する権利を有する。携帯端末ユーザーがいる正確な場所などプライバシーに関する位置データを利用する場合には、ユーザーの明確な同意を必要し、ユーザーはいつでも、このような位置データの処理を一時的に遮断できる。

 さらに、インターネットでユーザー情報を収集する、cookieのような不可視の追跡手段については、利用目的に関する情報をユーザーに提供した場合にしか利用できない。この場合にも、ユーザーがこのような追跡手段を拒否できるようにする。

 データ保護指令の承認について、欧州委員会で情報社会分野を統括するErkki Liikanen委員は「データ保護指令は、欧州の市民と情報社会の発展にとって、重要な付加価値を提供するだろう」とコメントした。

(2002/5/31)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]

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