【特許】

米NAIがデータベースアクセス高速化に関する特許を授与される

■URL
http://www.networkassociates.com/naicommon/aboutnai/press/pr_template.asp?PR=/PressMedia/05312002.asp&Sel=1275

 米Network Associates(NAI)は31日、米国特許商標庁(USPTO)からネットワークのデータベースアクセスの高速化に関する特許を授与されたことを発表した。この特許番号は6,393,424の「静的なメタデータオブジェクトを使ってデータベースアクセスを減少するための方法と装置」と題するもので、クライアントコンピューターからデータベースへのアクセス要求に対してサーバーのデータベースの応答を速めるための手法について述べたものだ。

 インターネットや、より一般的なコンピューターネットワークでは複数のサーバーが大量のデータを蓄積したデータベースに頻繁にアクセスすることによりアプリケーションを構成していることが多い。クライアントコンピューターがデータを要求すると、サーバーは通常複数回データベースにクエリーを発する。このように一つのクライアントから複数のデータベースクエリーが行なわれるため、このことがアプリケーションの速度を低下させる一つの要因となっている。

 NAIが授与された特許の中では、サーバーの中にデータの内容を記述したいわゆる「メタデータ」を保存しておくことにより、どのデータにアクセスべきかをあらかじめ定めておき、結果として一度のアクセスでデータベースから必要なデータを取得することができるようにする。

 例えば特許明細書の中に記されている事例では、メタデータはデータベースの中ではなくサーバーにおいてあり、このメタデータが複数のクライアントセッションの間共有されることでデータベースへのアクセス数が大幅に減少するとしている。

(2002/6/2)

[Reported by taiga@scientist.com]

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