【特集】

そろそろ始まる?~梅雨に役立つサイト集

 暦上の入梅は6月11日となっているが、ここ数年の傾向として日本の梅雨は早く始まり、期間は長くなっているという。今年などは、GW辺りから雨がちな日が続き「もう梅雨入りしているんじゃないの?」と思わせる日が多い。ここでは、「気まぐれ」な梅雨に入る前に役立つサイトを紹介しよう。

○まずは、天気予報から


 梅雨に入ると、当然雨の日が多くなり、週末の予定なども立てにくくなってしまう。そんな時は、気象情報提供サイトを上手く利用して、数少ない雨の降らない日を探し出そう。

■ウェザーニューズ:「WNI Cyber Weather World」
http://www.wni.co.jp/cww/index.html
 ウェザーニューズ社が提供する気象情報サービスサイト。同社は気象予報サービスを1,200社以上に提供している老舗的存在だ。ここでは、天気予報のほか、お洗濯指数、洗車指数なども掲載されており、ここを見ておけば「洗車すると雨が降る…」なんてこともなくなる?

■東京通信ネットワーク:「雨量・雷観測情報」
http://www.thunder.ttnet.ne.jp/
 東京電力の独自観測システムよって観測されたデータを東京通信ネットワークがインターネットや東京電話アステルに情報提供しているサイト。関東地方の雨量・落雷観測マップを「東京・埼玉」、「神奈川・山梨」などの地域別に分けてみることができる。

■CRCソリューションズ:「WEATHER EYE」
http://weather.crc.co.jp/
 CRCソリューションズが提供する全国の気象情報のサイト。週間天気予報や3ヶ月予報などの中長期予報から、お天気カメラなども掲載されている。最も特徴的な機能は、ユーザーが自分の地域のお天気レポートをリアルタイムで報告する機能だ。執筆時には、愛知県小牧市の桃花台ニュータウンの情報などが掲載されていた。

■ヤフー:Yahoo!天気情報
http://weather.yahoo.co.jp/weather/
 ヤフーの天気情報サイト。通常の天気予報や天気図などのほかに、郵便番号を入力することによって、特定の地域の風向きや3時間毎の詳細な天気予報を調べることができる。また、気象関連ニュースも掲載されているので、まさに気象情報ポータルサイトと呼べるサイトとなっている。

■日本気象協会:2002FIFAワールドカップ開催地の天気
http://www.jwa.or.jp/football/
 日本気象協会が運営する大会期間中の各W杯開催地の天気を掲載しているサイト。各開催地をクリックすると、3時間単位の天気予報と今週の天気予報が確認できるので、観戦しに行く予定の試合の天気を事前に調べることも可能だ。

○雨の日に必要なものといえば…「傘」にこだわったサイト


 雨の日の必需品といえば、99%の人が「傘」と答えるだろう。そんな傘が一年で一番活躍する時期に備えて新調してはいかが?ということで、ここではさまざまな傘についてのサイトを紹介する。

■kasaya.com:「傘屋」
http://www.kasaya.com/
 心斎橋みや竹による、揃えの充実した傘のオンラインショッピングサイト。通常の雨傘から、日傘、和傘まで豊富な品揃えを誇っている。

■ハローレイン:「Hello Rain」
http://www.hellorain.com/
 神戸岡本にある傘専門店「ハローレイン」のサイト。男性用・女性用の傘やレインコートから、傘にプリントするサービスやオーダーメイド傘まで幅広く取り扱っている。また、同店で購入した傘なら修理も行なってくれるので、長く使いたい人向けだ。

■皇室御用達品「前原光榮商店」
http://www.kasaya.com/maehara/genesis.htm
 前原光榮商店による、完全受注生産傘「前原Genesis」の販売サイト。10年前に特別に制作を始め、現在でも完全受注生産の傘となっている。制作期間6ヶ月、価格20万円の、まさに最高級傘となっている。

■藤沢商店:「和傘」
http://www.ccom.or.jp/fujisawa/
 岐阜市の藤沢商店による、蛇の目・舞踊傘・野点傘などの和傘の紹介と販売を行なっているサイト。艶やかに彩られた和傘は、まさに芸術品の美しさとなっている。

■日本洋傘振興協議会:「HAPPY LUCKY UMBRELLA」
http://www.jupa.gr.jp/
 日本洋傘振興協議会(JUPA)の公式サイト。洋傘・パラソルの今年のトレンドを調べることができる。また、「雨やどり川柳」の作品募集も行なっている。ちなみに、「傘の日」は、暦の上で入梅にあたる6月11日のようだ。

■オーロラ:AURORA WEB TOWN
http://www.aurora-accent.co.jp/
 オーロラによる、雨具の紹介や傘のFAQ、雨具・スカーフ等の販売を行なっているサイト。デザインが特徴的だ。「傘に関するQ&A」では、「傘のウォーミングアップとは?」や「折りたたみ傘の開き方のポイントは?」などの質問が並べられている。

■博多の傘屋しばた洋傘店:傘物語「傘の選び方お手入れ」
http://www.hakata-kasaya.co.jp/umbrella.html
 博多の傘屋しばた洋傘店のサイト。この中の「傘の選び方お手入れ」コーナーでは、傘に使われる生地の一覧と、メリットデメリットがかかれており、傘を購入する際に非常に役立つ。

○梅雨の時期にいかに洗濯物を干すか?


 梅雨の時期に一番といっていいほど困るのは「乾かない洗濯物」。そんな乾かない洗濯物をあの手この手を使って、上手に乾燥させる方法を紹介しているサイトなどを集めてみた。

■ライオン:部屋に干した洗濯物のイヤなニオイの原因を解明
http://www.lion.co.jp/press/2002043.htm
 ライオンが5月21日に発表した「部屋に干した洗濯物のイヤなニオイのメカニズム」についての発表資料。調査の結果、「部屋干し臭」は複合臭で、その「キー成分」は「中鎖脂肪酸」としている。要するに、洗濯の際に完全に落としきれなかった汚れが科学的分解を行なって発生すると推測している。

■松下精工:梅雨時期の洗濯物の干し方
http://www.msc.panasonic.co.jp/iinkai/june/june_01.html
 松下精工の「風と空気の健康向上委員会」が提供するサイト。月毎にテーマが決められており、「梅雨時期の洗濯物の干し方」は6月のトピックスとなっている。6月のQ&Aでは、「なかなか乾かない洗濯物。少しでも早く乾かすには?」や「洗濯物を室内に干すと、蒸発した湿気はどうなるの?」など、気になる情報が多い。ちなみに、5月は「カビ」となっているので、こちらも参考にどうぞ。

■花王:お洗濯指数
http://www.wni.co.jp/cww/docs/sentaku/index.html
 花王が提供する全国の「お洗濯指数」を掲載しているサイト。関東甲信地方や北海道地方など、地方別、都市別に表示されるので、便利だ。なお、執筆時(5月30日)の東京のお洗濯指数は10で「外に干してもなかなか乾きません」となっていた。

■ライオン:沿線家族の耳より!生活情報局「プロワザ!拝見」
http://www.salus.ne.jp/community/lif/backnumber/main.html
 ライオンが情報提供する生活に関する裏ワザを紹介しているサイト。洗濯に関することから育毛に関することまで、とにかく量が多い点が特徴的だ。さらに、各質問に対しては、図や写真付きで分かりやすく解説されている。

■NHK松江放送局:「情報満開!しまねっと 暮らしの達人」
http://www.nhk.or.jp/matsue/shimanet/tatsujinn-old/0106.1.html
 NHK松江放送局が放送している島根県に特化した情報番組「情報満開!しまねっと 暮らしの達人」のサイト。この中の過去放送分の情報を掲載しているページに、「梅雨(カビ)対策法」コーナーがある。ここでは、「食品の保存法」から「服のカビを落とそう」など、梅雨やカビに関しての身近な情報が掲載

○パンに生えてると憂鬱な…カビ対策をしよう


 「洗濯物」と並び、梅雨の時期の大敵は「カビ」だろう。カビは、清潔面ではもちろんのこと、食べると食中毒を引き起こしかねないし、生活上は悪役的存在だろう。ここでは、カビ対策を解説しているサイトを紹介する。

■住まいの衛生情報:「特集 カビ対策」
http://www.ylw.mmtr.or.jp/~noryuasa/kabi_basyo.html
 保健所の環境衛生監視員をしている作者の「住まいの衛生情報」に関するさまざまな情報を掲載しているサイト。カビの発生しやすい場所がイラスト入りで解説されていたり、カビ予防法や、部屋の場所別カビ対策なども掲載されている。

■House Cleaning:「カビが生えた」
http://www.lifeserver.co.jp/dousuru/housecleaning/
 家のカビやダニに関しての情報を提供しているサイト。「カビの退治法」や「カビの予防」などのコーナーでは、漂白剤を使った手作りのカビ取り剤が紹介されている。簡単な材料でできるので、試す価値有り。

■All About Japan[住まいを考える]:「カビを制する者、お風呂を制す?!」
http://allabout.co.jp/house/sumai/closeup/CU20010604A/index.htm
 さまざまな分野の専門家が欲しい情報を教えてくれる「All About Japan」の「家と暮らし」の情報ページ。家中で一番カビに悩まされやすい「お風呂場」の対策について解説されている。なお、続編でキッチン編もある。

■カビ博士「Dr.アース」の研究室
http://www2.tokai.or.jp/earth-planner/
 カビ博士「Dr.アース」が、カビに関するさまざまな質問に答えているサイト。「カビの基礎知識」などの情報から、掲示板形式で質問などにも答えてもらえる。また、「カビと健康」のコーナーでは、カビが引き起こす病気について症状も含めて解説されているので、興味深い。

■エイディプロダクツ:梅雨カビ・雨ジミ対策
http://happyvalue.com/sisaccs/tuyu.htm
 エイディプロダクツが運営する革製品ケアのサイト。梅雨は、家具や食品などだけではなく、革製品にも発生するので、革製品を使っている方はここできちんとしたケアを学ぼう。

■西はりまドットコム:梅雨のカビ対策
http://www.nishiharima.com/tokusyuu/kabi.htm
 兵庫県西はりま地域の情報サイト「西はりまドットコム」による「梅雨のカビ対策」コーナー。「カビの発生条件」や「カビの予防」などについて解説されている。

■三角畳店:カビ・ダニ対策
http://www.sankakutatami.com/kabidani.html
 三角畳店による畳の「カビ・ダニ対策」サイト。まだまだ畳を敷いている家庭が多いと思うが、意外にカビ対策などは行なっていないものだ。ここでは、プロが畳の「カビ・ダニ対策」を解説している。やはり、換気と掃除は重要なようだ。

■大阪ガス:住まいに潜むダニや菌
http://www.osakagas.co.jp/Press/pr_life/01-05.htm
 大阪ガスグループのオージーキャピタルが提供しているダニや菌の状態を検査できるサービス「住環境診断」の紹介や、カビやダニについての情報を提供しているサイト。「住環境診断」では、5,000円で「台所の衛生チェック」や「部屋の衛生チェック」を行ない、家にどの程度ダニや菌が生息しているか調べてくれる。

■アロマセラピー無料講座「AROME」:アロマセラピーによる殺菌消毒
http://www1.ocn.ne.jp/~arome/new7.htm
 アロマセラピー無料講座「AROME」による、アロマセラピーによる殺菌消毒方法などを紹介しているサイト。グレープフルーツやローズマリーなどを使用することにより、殺菌作用や消毒作用を得ることができるようだ。

■JAあいち:四季折々、日本の歳時記「梅雨」
http://www.ja-aichi.or.jp/pearlrice/saijiki/tuyu.html
 JAあいちが提供する四季折々の日本の歳時記を紹介しているサイト。梅雨のコーナーでは、梅雨時期の代名詞とも言えるダニやカビについて、傾向と対策が掲載されている。

○私はこれで救急車に乗りました…気を付けよう食中毒


 梅雨の時期、外出する時にうっかり冷蔵庫にしまい忘れて帰ってみると…というのは誰にでもある体験だろう。しかし、うっかりではすまされない問題だけに、きちんと勉強して予防を行なおう。

■厚生労働省:「食中毒関連情報」
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/index.html
 厚生労働省の「食中毒関連情報」のページ。年度毎の食中毒に関する速報や「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」、「O157 Q&A」など注目すべき情報が掲載されている。平成13年度の速報値では、その他を除くと「魚介類」が、患者数2,737人で一番多い。

■日本食品衛生協会:「知ろう!防ごう!食中毒」
http://www.jfha.or.jp/saikin/
 日本食品衛生協会による食中毒情報サイト。16種類の食中毒について、写真付きで詳細に解説されている。食中毒を防ぐには、まず「知る」ことが大事なので、ここで食中毒を勉強し、予防しよう。

■伊藤ハム:「食中毒について」
http://itoham.mediagalaxy.ne.jp/library/poison.html
 伊藤ハムが提供する食中毒の情報サイト。伊藤ハムで培った衛生管理法についての解説や、「宇宙食から生まれた食品の衛生管理手法(HACCP)」を家庭で実践する方法などが掲載されている。

■知恵の輪:「梅雨時の保存法」
http://www.palnetwork.com/chie/syoku/1998/syo7-1.html
 パルネットワークによる梅雨時の食品の保存方法を解説しているサイト。最も保存期間が長いのは、-3度で保存する「パーシャル」のようだ。しかし、最良の方法は、やはり買った当日に食べることだろう。

■Dr.長尾 和治:「漢方散歩道」
http://www.lifence.ac.jp/~longtail/yon.html
 長尾 和治医師が中国伝統医学である漢方のさまざまな効用を解説しているサイト。不幸にも食中毒になってしまった際には、紫蘇の葉を乾燥させたものや、青梅の梅肉を乾燥させたものに下痢止め・解熱作用があるという。また、緑茶にショウガなどを入れて飲むのは、食中毒の手軽な救急方法だという。

◎番外

■ドンタコスとゆかいな仲間たち:「食中毒への道」
http://www.donnk.com/doku/
 創造集団「ドンタコスとゆかいな仲間たち」が運営する、「賞味期限切れ食品の試食」を目的とした体験談などが掲載されているサイト。「試食レポート」のコーナーでは、Webサイト関係者が実際に賞味期限の切れたものを試食し、詳細なレポートを掲載している。また、読者からのレポートコーナーもある。ただし、このサイトを見る際は、必ず「はじめにお読み下さい」を読んでからにしよう。

○その他


 ここでは、上記のジャンルに入らない「梅雨」に微妙に関連したサイトを紹介する。

■玉川建設:梅雨を楽しむ外断熱
http://www.tamagawa-grp.co.jp/
 玉川建設が提供する「外断熱工法」を用いて、地熱を利用する建物を解説したサイト。外断熱を利用することによって、外気の影響を受けにくくなり、梅雨時期の嫌なジトジトな高温多湿を緩和できるという。

■「OLの息抜き」:梅雨なんて大嫌い
http://www.thinkwell.co.jp/ol/twtuyu.htm
 梅雨に関してのさまざまな情報を、分類別整理しているリンク集サイト。「梅雨って何?」というものから「水虫」に関するものまで、多くのジャンルに関してのリンクが揃っている。

■ヤフー:国内トピックス「梅雨」
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/rainy_season/
 Yahoo!JAPANの梅雨関連トピックスのコーナー。梅雨に関連したニュースや用語、解説などの各コーナーが設置されている。用語欄にある毎日新聞の「梅雨前線」では、分かりやすく「梅雨前線」を説明している。

(2002/6/3)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp / Watchers]

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