■URL
http://www.fittkaumaass.de/w3b14/
調査会社Fittkau & Maasが発表したドイツのインターネットユーザーのウェブ利用状況調査によると、有料コンテンツに拒否感を示すユーザーが減少傾向にあることが明らかになった。
この調査は94,193人の独語圏のネットユーザーを対象に、2002年4月~5月に行なわれたもので、同種の調査としては14回目となる。通常のネット利用状況(アクセス頻度など)のほか、電子商取引や有料コンテンツに対する意識調査なども調査されている。
従来、ネットコンテンツは無料との考え方が強く、独ネットユーザーも有料コンテンツに対する拒否感がかなり高かった。これまでの調査ではおよそ50%のユーザーが「有料コンテンツに対して全く許容できない」とし拒否感が強かったが、今回の調査では拒否感を示すユーザーが30%を割った。特に、40歳以上の世代の拒否感が低く、有用な情報はお金を出してでも買いたいという意識は浸透しつつある。
電子商取引も徐々に浸透している。独ネットユーザーの3分の1がこれまでに20回以上ネットショッピングをした経験がある。また、60%近くのネットユーザーは、向こう半年以内にネットショッピングをする予定があるとしている。
ネットへのアクセス頻度も伸びてきた。1997年の調査時では、1週間に5日以上ネットにアクセスすると回答したユーザーは29%しかいなかったのに対して、今回の調査では、65%に増加していた。また、1週間に10時間以上アクセスすると回答したユーザーは、1997年の調査時の24%から45%へと増加している。
(2002/6/4)
[Reported by Gana Hiyoshi]