■URL
http://www.qualcomm.com/press/pr/releases2002/press1046.html
米QUALCOMMと米Oracleは5日、QUALCOMMの「BREW(Binary Runtime Environment for Wireless)」プラットフォーム上でOracleの携帯機器用データベースソフトウェア「Oracle 9i Lite」をサポートし、企業アプリケーションをBREWデバイスで動作させることで協力することを発表した。
BREWは、QUALCOMMが2001年に発表した携帯電話アプリケーション実行環境で、米SunのJavaの対抗馬として注目されている。
この提携により、BREWをサポートする携帯機器で企業アプリケーションを動作させ、Oracle 9i Liteが携帯機器の中に蓄えられている企業データのキャッシュにアクセスできるようになる。また「Oracle9i Application Server」のシンクロ機能を利用することでクレイドルを使ってBREW携帯機器と企業サーバーのデータを同期させることができる。例えば顧客データベースに携帯電話アプリケーションからアクセスしている最中に接続が途切れた場合にも、それまでに蓄えられたキャッシュデータを利用して操作を続け、次につながったときにデータを送信するといったことが可能になる。
この提携についてQUALCOMMワイアレス&インターネットグループ社長のPaul E.Jacobs氏は「BREWプラットフォームとOracle 9i Liteのモバイルクライアントサービスの組み合わせにより、主要な企業アプリケーションを携帯化することが可能になる」と可能性の大きさを指摘した。
(2002/6/6)
[Reported by taiga@scientist.com]