【海外動向】

独政府、「ラストワンマイル」開放のための最終手段
~ドイツテレコムに監視措置

■URL
http://www.regtp.de/aktuelles/pm/02575/index.html

 独連邦政府の通信郵政規制局「RegTP」は31日、Deutschen Telekomの市内電話網への接続料金の監視を行なうと発表した。今回の監視措置は、2001年10月の自由化促進に向けた決定に基づくものだ。

 現在、ほとんどすべての場合ネットアクセスのために必要とされる市内電話網への接続料金は、旧国営企業のドイツテレコムがライバル社との競争を阻害する程度に高水準に設定している。今回の措置は、この高水準の接続料金を下げさせ、民間のネット事業参入を促進させることが目的だ。

 監視行為は主に、ドイツテレコムが「ライバル企業がネットワーク構築が可能な程度に十分に低い料金設定を行なっているか」と「末端のユーザーがキャリアを変更することが支障なく行なえるか」という2点を中心になされる。

 ドイツテレコムが適切な措置を行なうべき期限は接続速度で異なり、64kbps以下は12日、128kbsから2Mbpsは15日、および2Mbpsでは30日と設定された。従って、今回の措置は、実質的には料金引き下げ勧告に近い。

 今回の措置により、独国内で通信市場の完全自由化の最後の障壁となっていたいわゆる「ラストワンマイル」が実質的に完全に開放されることになりそうだ。

(2002/6/6)

[Reported by Gana Hiyoshi]

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