【技術】

W3Cが「XML適合性試験スイート」を公開

■URL
http://www.w3.org/XML/Test/
http://www.w3.org/2002/06/xml-ts-pressrelease.html.ja

 Web技術の標準化団体W3Cは12日、XMLプロセッサのXML1.0(第2版)勧告への適合性を試験するためスイート「XML Test Suites(XML TS)」 を公開した。これまで試験スイートの開発は、XML関連の標準化団体OASISが中心となり進めていたが、W3Cはこれを引き継ぎ、さらに米国立標準技術局(NIST)と協力して開発を行なった。

 試験スイートには2,000以上の試験ファイルが含まれ、W3C XML CoreワーキンググループとOASISのXML適合性技術委員会がテストケースを提供している。試験スイート開発は現在も進行中で、W3Cはコミュニティに対して開発に参加するよう奨励し、公開メーリングリストの情報を試験スイートのホームページに用意している。

 この試験スイートは、XMLコミュニティとソフトウェアベンダーからの支持を受けている。NISTのMark Skall氏は「我々が1999年に最初のバージョンを発表して以来、XML開発者のコミュニティは試験スイートを頻繁に使用するようになった。試験スイートによりアプリケーションの相互運用性を高め、ソフトウェアの品質を飛躍的に向上する」と説明している。

(2002/6/13)

[Reported by 江藤浩幸]

ほかの記事はこちらから

INTERNET Watch編集部internet-watch-info@impress.co.jp
Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.