米DoubleClickは13日、四半期ごとに発表する「Ad Serving Trend Report」の概要を発表し、「リッチメディア広告が通常の広告よりも6倍以上クリックスルーレートが高い」との調査結果を明らかにした。
この調査結果はDoubleClickが配信する広告に関するもので、リッチメディア広告のクリックスルーレートが2.4%だったのに対して、通常の広告のクリックスルーレートは0.4%と、リッチメディア広告のクリックスルーレートが6倍高かった。現在、DoubleClickが毎日配信する20億以上の広告のうち20%はリッチメディア広告だという。リッチメディア広告のうち30%以上がFlashを使っており、そのほかに人気のあるリッチメディアは「Unicast」や「Eyeblaster」によるものだという。
この現象についてDoubleClickのアドバタイザーソリューション担当副社長であるDoug Knopper氏は「我々はリッチメディアの利用率の成長と、これらのフォーマットが引き起こしている著しく高いクリックスルーレートに鼓舞されている。これらはインターネット広告メディアがますます洗練されパフォーマンスを上げていることを示している」とコメントした。
また、この調査結果では2001年5月に配信された560億の広告と2002年5月に配信された550億の広告のクリックスルーレートを比較した結果、1年間でクリックスルーレートが0.6%から0.8%へと約35%増加していることも判明した。
(2002/6/14)
[Reported by taiga@scientist.com]