【調査結果】

米国家庭のIMサービス利用者が4,100万人に~Nielsen//NetRatings調査

■URL
http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_020617.pdf

 米Nielsen//NetRatingsは17日、米国家庭において4大インスタントメッセージング(IM)サービスのうち少なくとも1つを利用したユーザー数が、5月には家庭ユーザーの39%に当たる約4,100万人に達したとの調査報告を発表した。一方、職場におけるユーザー数は、アクティブなユーザーの31%に当たる1,260万人だった。

 4大IMサービスのうち、米国家庭において最も利用されているのは「AOL Instant Messenger」(AIM)で、ユーザー数は家庭ユーザー全体の21%に当たる2,200万人。2位は「MSN Messenger」で1,570万人(15%)、3位は「Yahoo! Messenger」で1,240万人(12%)、4位は「ICQ」で440万人(4%)となっている。

 NetRatingsの上級アナリストを務めるJarvis Mak氏は「ブラウザーと同様、IMはオンライン世界へのインターフェイスとなっている。この出入口への鍵を維持することで、企業やマーケティング担当者がコンテンツや電子商取引を提供できる巨大な利点をもたらすだろう」とコメント。

 なお、これらのIMサービスには互換性がないため、IMユーザーは複数のサービスを利用している。最も一般的なのは、最も人気が高いAIMとMSN Messengerとの組み合わせだ。Jarvis Mak氏は「さまざまなサービスを利用するユーザーの割合が高いが、メッセージングプラットフォーム間の互換性確保がIサービスの利用や開発を推進するための鍵となる」と提言している。

(2002/6/18)

[Reported by 江藤浩幸]

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