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http://pressroom.ups.com/pressreleases/0,1602,976,00.html
米宅配大手UPS(United Parcel Service)は18日、米PayPalと提携を発表し、UPSがオンラインショッピング用などに提供している出荷作業支援システムに、PayPalによる支払い機能を統合することを明らかにした。この「PayPal Shipping with UPS」サービスを利用することで、PayPalのサイトで支払いを済ませると同時に配送先を記入することで売り手も買い手も決済手続きを済ませることができるようになる。
これまでオンラインショップがPayPalで代金の支払いを受けた場合、支払いのメールとその発送先を別々に処理する必要があり、手間がかかるとともに間違いが起きやすかった。また、送料を別に請求する必要があり、買い手に手間と心理的な負担がかかっていた。今回UPSが発表した出荷作業支援ツールでは、PayPalによる支払いのメールを受けると同時に宛先のラベルを印刷することができ、購入者は同時に荷物の追跡番号と配達予定日を受け取ることができるようになっている。また、送料は売り主にUPSから直接請求される。その結果として購入者の側からはPayPalによる支払いがクレジットカードによる支払いと変わらない状況となった。
この提携についてUPSの電子商取引マーケティング部長のAlan Amling氏は「PayPalとのこの提携は、UPSが出荷APIをサードパーティー製品と統合した初めてのケースだ。UPSの出荷機能をPayPalの「PayPal Shipping with UPS」と組み込むことにより、我々の顧客が決済を完了するのをこれまで以上に速くすることができる」とコメントした。
(2002/6/19)
[Reported by taiga@scientist.com]