■URL
http://www.isize.com/baby/ (ベビー)
http://www.isize.com/wedding/ (ゼクシィnet)
上は「ゼクシィnet」、下は「ベビー」の妊娠・出産コーナー
|
結婚情報誌「ゼクシィ」(全国13エリア展開)と連動して展開する「ゼクシィnet」は、現在月間1,800万ページビュー、会員登録者20万人を超える大規模サイトだ。雑誌と合わせると、新婚予定者の9割以上に認知されているという。
リクルートによれば、女性の晩婚化が進む一方で、初婚年齢と初産年齢は近づく傾向にあるという。妊娠期間より結婚期間のほうが短い(つまり結婚した時点ですでに妊娠していた)出産の割合は、1980年の12.6%から2000年には26.3%と、2倍以上に増加している(厚生労働省の調査)。また出産・育児期の女性は在宅率が高いため、インターネットを使った出産・育児情報の収集や交流への親和性が高く、さらにベビー商品の多様化で高いこだわりを持つ両親が増えている傾向もある。こうした状況から、これまで結婚から新生活を対象としていた「ゼクシィnet」のテーマを拡大し、結婚準備から育児までをカバーした情報提供を行なう目的で「ベビー」を開設する運びとなった。
「ゼクシィnet ベビー」では、マタニティライフをサポートする“妊娠・出産”エリアと、育児ノウハウやベビーグッズなど、育児に関する情報をまとめた“育児”エリアに分かれた構成となっている。前者では妊娠生活の基礎知識や産院選び、マタニティ用品情報などを、後者では月齢別の育児ノウハウ、ベビーグッズの売れ筋ランキング、乳児の健康ガイドなどをまとめている。また「ゼクシィ会員」に登録(無料)すると、出産予定日や子供の月齢を踏まえてタイムリーなアドバイスを配信する「あなた専用ページ」や、赤ちゃんの写真を掲載できる「MyBabyアルバム」、「出産・育児のQ&Aスペシャル1,000」など、会員プロフィールに合わせてカスタマイズしたコンテンツの利用ができるほか、サイトで紹介された商品のオンライン購入も可能となる。
出産・育児サイトでは「ベビカム」や「goo Baby」などが先行例として挙げられるが、リクルートでは「ゼクシィnet」の20万人という会員規模を活かし、積極的な展開を図っていく。また先日同社は転職情報サイトを「リクナビNEXT」としてリニューアルしたが、これには新卒採用向けの就職情報サイト「リクナビ」の認知が高いことから、就転職の総合ブランドとして「リクナビ」を打ち出すという発想があった。今回の「ゼクシィnet ベビー」でも、結婚情報で認知された「ゼクシィ」のブランドを拡大することで、ユーザーの長期定着を図る方向といえるだろう。
◎関連記事
■リクルート、転職情報サイトを刷新~新名称「リクナビNEXT」
(2002/6/20)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]