【ソフトウェア】

「JavaWSDP」正式発表、JavaによるWebサービス開発ツールを統合

■URL
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2002-06/sunflash.20020619.8.html
http://www.java.sun.com/webservices

 米Sun Microsystemsは19日、「Java Web Services Developer Pack(WSDP)」を正式に発表し、無償公開を開始した。これは昨年以来ダウンロードできるようになっていたアーリーアクセスバージョンの正式版となる。なお、アーリーアクセスバージョンはWebサービス開発者によりこれまで60万件以上ダウンロードされている。

 JavaWSDPには、Javaコミュニティープロセスを通して開発されたAPIやツールが含まれており、これを使うことによりJavaを使ってSOAPメッセージを記述したり、WSDLのサポート、UDDIRegistryやebXMLレジストリなどへのアクセスを行なうWebサービスの開発ができるようになる。さらにApache Tomcatアプリケーションサーバー、JSPスタンダードタグライブラリ、そして以前「Java XML Pack」として発表されていたすべてのXML関連APIを統合し、JavaWSDPをダウンロードすることでWebサービスに必要なツールを一度にダウンロードできるようになった。将来的にはJavaWSDPは、より大きな「Sun ONE Studio IDE」や「J2EE1.4」に統合される予定だ。

 このJavaWSDPの利点についてSun MicrosystemsのJava/XMLソフトウェア担当副社長Rich Green氏は「JavaWSDPを使ってWebサービスを構築する利点は、オープンプラットフォームで動作すること、オープンで多様なソフトウェアコミュニティーの一部であること、これが20年にもわたってオープンネットワークコンピューティングを擁護し続けた企業からきていることに自信が持てることである」とコメントした。

(2002/6/20)

[Reported by taiga@scientist.com]

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