【海外動向】

独国のネット普及率が3年で4倍に~独連邦統計局発表

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http://www.destatis.de/presse/deutsch/pm2002/p2090024.htm

 独連邦統計局が19日に発表した、情報通信関連サービスの利用状況に関する2001年の実態調査によると、独国での世帯当たりインターネット利用率は、1998年から2001年までの3年間に7%から27%と、実に4倍近くに伸びていたことが明らかになった。

 インターネット普及率は、地域別で見ると、旧東独地域が21%にとどまっていたのに対して旧西独地域は29%であった。東西統一後12年を経てもなお、東西の格差が解消していないことが分かる。接続方法では、ダイヤルアップ方式により接続している世帯が22%(旧西独23%、旧東独17%)と、ISDN接続による世帯の12%(旧西独13%、旧東独6%)よりも多かった。

 調査では、パソコン保有率も調査された。1998年にはパソコン保有率は40%であったのに対し、2000年初頭に47%となり、2001年1月には53%と初めて過半数に達した。東西別では旧西独地域が55%で旧東独地域は48%であった。

 また、携帯電話も独で急速に普及している。独語で「ハンディー(Handy)」と呼ばれる携帯電話の1998年の普及率は世帯当たりでみて10%程度であったのに対して、2001年には56%と過半数を超えた。携帯電話については東西格差はなく同じ数字であった。

(2002/6/21)

[Reported by Gana Hiyoshi]

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