【調査結果】

家庭は「RealMedia」、職場は「Windows Media」が人気
~メディア利用調査より

■URL
http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_020620.pdf

 米Nielsen//NetRatingsは20日、新たな測定手法に基づいた、3大マルチメディア形式の利用状況に関する調査結果を発表した。調査対象は、米RealNetworksの「RealMedia」、Microsoftの「Windows Media」およびAppleの「QuickTime」の3形式。この新しい調査結果は、オンライン出版者やコンテンツ事業者に対して、採用する技術を決定したり、リッチメディアコンテンツのエンコードや消費に関するよりよい洞察を与えるとしている。

 新たな測定手法を導入したため、従来の調査結果との比較はできないが、これら企業の市場での位置や、ユーザー基盤は本質的には変わらない。新たな調査結果によると、2002年4月には米国家庭において、これら3形式を合わせたユニークユーザー数は2,830万人で到達率は26.9%。首位はRealMediaで、ユーザー数は1,710万、到達率は16.2%。また、Windows Mediaのユーザー数は1,520万で到達率14.4%、QuickTimeは790万人で到達率7.5%だった。一方、2002年4月における職場の調査では、3形式を合わせたユニークユーザー数は1,920万人で到達率は44.5%。職場ではWindows Mediaは首位となり、ユーザー数は1,220万人で到達率は28.3%。RealMediaのユーザー数は1,170万人で到達率27.0%、QuickTimeのユーザー数は500万人で到達率4.2%だった。

 NetRatingsのManish Bhatia副社長は「この新しい調査結果は、企業の意思決定の基礎となる詳細な情報を求めている業界の要求に応えて、マルチメディア活動の分析結果を提供する」とコメントしている。

(2002/6/21)

[Reported by 江藤浩幸]

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