【業界動向】

ワールドカップでAOL中南米部門のトラフィックが急増
~ページビュー300%増加

■URL
http://www.aola.com/
http://www.corporate-ir.net/ireye/ir_site.zhtml?ticker=AOLA&script=410&layout=9&item_id=308125

 米America Online(AOL)の中南米部門AOL Latin Americaは21日、FIFAワールドカップの影響で、スポーツ関連コンテンツの利用が過去最高を記録したと発表した。ブラジル、メキシコおよびアルゼンチンの3カ国に向けたワールドカップ特集ページでは、開催前に比べて利用量が400%以上、ユニークビジター数とページビュー数が300%以上増加した。

 ワールドカップ特集ページを含むスポーツ全般でも、通常の利用に比べて2倍以上増加した。トラフィック急増の要因として、EpsonやChrysler、Ford、Samsungなどの多国籍企業のほか、EmbratelやCredicard、Serfinなどの現地企業が共同でプロモーションを展開し、通常のバナー広告に加えて、賞金や賞品が当たるオンラインゲームや双方向番組を提供したことを挙げている。

 また、3カ国に向けたWAP用ポータルのワールドカップ特集ページでは、WAP対応の携帯電話ユーザーに、最新の得点状況や試合結果、ワールドカップ関連のニュースや情報などを提供。2週間に渡る予選リーグ期間中、試合の結果や情報を得るために、WAPポータルへのアクセスが大幅に増加したという。

 AOL Latin AmericaのEduardo Hauser副社長は「我々は、エキサイティングで情熱的な世界的イベントであるワールドカップを、会員の日常生活に取り入れることに成功した。スポーツ関連コンテンツの利用が急増したことは、会員がタイムリーで適切な情報を得るために、ますますAOLサービスに依存していることを示している」とコメントしている。

(2002/6/24)

[Reported by 江藤浩幸]

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