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■URL
http://www.nmha.org/
ジョージア州の全米メンタルヘルス協会(NMHA)は24日、長時間のTV視聴やWeb閲覧は「体重を増やす」だけでなく、「ストレスの原因にもなる」との調査報告を発表した。NMHAは特に、テロ事件、生物化学戦争、レイオフなどに関する長時間のTVニュース視聴やWeb閲覧は心身の健康に悪いと警告している。
米Nielsen Media Research提供の調査データによると、2001年9月11日のテロ事件以降、これらの情報を得る手段としてTVのニュース番組が首位を獲得。さらにJupiter Media Metrixによると、2001年9月にニュースサイトを訪問したユーザー数は、2000年8月に比べて11%増加したという。
また、全国的な医療サービス情報の統計データによると、2001年9月の後半2週間に、抗鬱薬の処方量が前年同時期に比べて16%増加した。ドライアイを和らげる目薬の販売量が増加したことも、抗鬱薬やディスプレイのちらつきがドライアイの原因になるという事実に関係している可能性がある。
Novartis OphthalmicsでMedical Affairs部門のディレクターを務めるYvonne Johnson氏は「あらゆる時間にTV(やWeb)を視聴するのではなく、視聴時間を減らすようにとのメンタルヘルス専門家のアドバイスに同意する。TVを消して外に出なさい、と母親が言ったことを思い出してみなさい。それが何歳になっても、目だけではなく、体重やメンタルヘルスにとってよいことだ」と提言している。
(2002/6/25)
[Reported by 江藤浩幸]