■URL
http://www.icra.org/
http://66.221.20.127/press/sanjose/ICRARelease.pdf
児童をインターネットの有害情報から保護するためのツールを開発する非営利組織「Internet Content Rating Association」 (ICRA)は25日、新しいコンテンツ格付けシステム「ICRAfilter」を正式発表した。ICRAでは今春、ICRAfilterをヨーロッパで無料で提供を開始しており、既に1万5,000人のユーザーが同ツールをダウンロードしているという。
ICRAfilterは、他のフィルタリング技術とは異なり、「検閲」ではなく「選択の自由」に基づいている。同ツールは、コンテンツ事業者によるコンテンツの格付けを読んで、両親が自身の価値観に基づいて、自分の子供に適切だと感じたコンテンツのみを閲覧できるようにする。
ICRAfilterは、Windows 95以上に対応し、ブラウザーとは独立して動作する。ICRAのサイトで公開されているツールでは何の設定もされていないが、他の企業サイトでは、各社のフィルタリングテンプレートに基づいてあらかじめ設定したツールも用意している。
ICRAは併せて、同団体のコンテンツ格付けシステムが広範な児童擁護団体から支持を得ていることを明らかにした。米AOL、MSNおよびYahoo!の3大ポータルも導入しており、各サイトの約93%を格付け済みだとしている。
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(2002/6/26)
[Reported by 江藤浩幸]