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http://www.oftel.gov.uk/publications/research/2002/benchint0602.htm
http://www.oftel.gov.uk/
英通信規制局「OFTEL」はこのほど、2002年2月時点での欧州主要国(英・独・仏・スウェーデン)および米国(カリフォルニアおよびオハイオ)でのインターネット接続に関する調査結果を発表した。
調査結果によると、英国を100とした場合の指数で、家庭向けダイヤルアップ接続サービスでは、スウェーデンがオフピーク時の平均の接続料金が92と最安で、独の93と続く。定額制の場合はいずれの場合も英国が調査対象の中で最安であった。一方で、ブロードバンド接続では、モデムのレンタル料なしでの利用料金では、仏が最高の130、独は英国とほぼ同じ値段、最安はスウェーデンの78であった。モデムのレンタル料込みでは、英国が最高であった。最安はレンタル料なしの場合と同様にスウェーデン。
企業向けのダイヤルアップ接続サービスでは、英国を100とした場合、仏:54、独:58から、スウェーデン:68、米:63と、軒並み英国より安くなっている。ただし、定額制接続になると、仏が英国の4倍、スウェーデンが英国より20%高いなど様相が一変する。また、企業向けのブロードバンドサービスになると、米国とスウェーデンの優位性(15%安)が目立ち、仏の不利(英国の2.8倍)が目立つ。
ブロードバンドのうち接続方式の内訳をみると、米国、英国などはケーブル接続が過半数を占めているのに対して、スウェーデン、仏はDSLが多く、独に至ってはほとんどDSLであった。それぞれのお国の事情が出た形だ。
(2002/6/26)
[Reported by Gana Hiyoshi]