【サービス】

CNNがスクリーンセイバー型の有料“プッシュ”サービスを開始

■URL
http://newswatch.cnn.com/aboutus
http://www.infogate.com/index.php?id=1025127425&camp=home%3Aep%3Aunknown&page=press:releases


SmartScreen画面

 米CNNがスクリーンセイバー型のソフトに最新のニュースを常時表示するプッシュ型のサービスを開始した。このソフトは現在CNNのサイトからダウンロード可能で、7日間無料で試すことができる。その後は月額6.95ドルか、年額59.95ドルでサービスを利用できる。

 画面の1番上には最新ニュースのヘッドラインと株価情報などを表示するティッカーが表示される。メインの「SmartScreen」画面には最新ニュースのヘッドライン、天気予報、株価情報、スポーツ情報などを選択するメニューと最新ニュースの写真などがFlashを利用した画面に大きく表示される。またアラート機能が充実しており、パーソナライズ機能を利用することで約2,000のニュースソースからキーワードによっていつでも自分にとって必要な最新ニュースをプッシュ機能によって表示させることができる。一般のニュースは試用期間内でも見ることができるが、アラート機能は限定されている。この「SmartScreen」画面に表示される情報量はかなり多く、有料サービスであることも加えて、CNNのテレビ、Webに続く新しいメディアとして影響力を持つ可能性もある。


デスクトップ上部に表示されるティッカー

 このソフトは米InfoGateが開発によるもの。米USA Today紙がライセンスしてティッカーを表示するクライアントを配布しているが、世界的なメディアのCNNが採用した影響は大きいと言える。

 こうしたプッシュ型のサービスは米PointCast社が先鞭をつけたが、常時接続が普及していなかった時代に成功することはなかった。最近では国内でもエキサイトがプッシュ型総合サービス「エキサイトデスクトップ」を開始し、今後常時接続、ブロードバンドの普及により同様のプッシュ型サービスが増える可能性がある。

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(2002/6/27)

[Reported by taiga@scientist.com]

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