オンライン広告配信の米DoubleClickは26日、オフラインとオンラインのマーケティングツールに関して、企業の利用動向を調査した結果を発表した。同調査は今年年4月、米国企業のマーケティング担当者190人を対象に実施したもの。
2002年のマーケティング予算全体について、2001年に比べて「減らす」と答えた回答者は23%、「同程度を確保する」と答えたのは27%、「増やす」と答えたのは50%だった。特に、電子メールを使ったマーケティング予算については、61%が増額すると答えている。
2002年にマーケティング予算が増額されるのは、電子メール(17%増)、オンラインマーケティング(9%増)、チャンネルマーケティング(15%増)など。反対に減額するのは、TV(1%減)、出版物(1.4%減)、ラジオ(2.3%減)、電話(7%減)、ダイレクトメール(7%減)、カタログマーケティング(13%減)などとなっている。
最も一般的なマーケティング手段として、オンライン広告(54%)は、出版物(86%)、ダイレクトメール(58%)に続いて3位につけている。以下、TV(53%)、ラジオ、(47%)、電子メール(44%)の順となっている。
(2002/6/28)
[Reported by 江藤浩幸]