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http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/2002/0628/index.html
株式会社日立製作所と株式会社デンソーは、米Carnegie Mellon大学と共同で、VoiceXMLベースの車載情報サービス用音声対話システムの基本構成を開発した。ドライバーが運転中に、目的地までの経路設定をしながら目的地の天候を調べるといった話題の変化に対応可能だ。
開発された音声対話システムでは、自動車側とネットワークセンター側に対話のための音声認識エンジンと、音声コマンドを検索コマンドに変換するVoiceXMLインタプリタが設置される。また、ネットワークセンター側には、車載システムで処理しきれない話題の変化などに対応するための、シナリオ生成を行なう対話管理部を設置する。
車載端末には、経路設定時などに目的地周辺や経路途中の情報などもあわせて蓄積されるという。将来的には、個人の好みやプロフィールに応じた情報もセンター側が自動で抽出しキャッシュできるという。なお、日立製作所によると、今回発表されたのは基礎研究段階で商用化の予定は未定とのこと。
(2002/6/28)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]