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http://www.microsoft.com/presspass/press/2002/Jun02/06-27OasisIBMPR.asp
米IBM、MicrosoftおよびVeriSignは27日、Webサービス向けのセキュリティー仕様「WS-Security」を、XML関連技術の標準化団体OASISに提出したと発表した。WS-Securityは3社が4月に発表した仕様で、複数のセキュリティーモデルや手法、技術に対応して統合する、初のWebサービス標準仕様の一つとなる。
OASISは同日、WS-Securityの標準化に向けて技術委員会を設置。この委員会には、米BEA SystemsやCisco Systems、Intel、Novell、RSA Security、Sun Microsystems、独SAPなどが参加する予定。
今回の発表により、IBM、MicrosoftおよびVeriSignの3社は、顧客のニーズに一致する標準ベースのセキュリティーソリューションを開発して提供するという責任を強化するとアピール。3社は今後も協力し、包括的なWebサービス向けソリューションの実現に向けて標準ベースの仕様の開発を進めるとしている。既にIBMとMicrosoftは4月、セキュリティー技術のロードマップを明らかにしている。
WS-Security仕様はこのロードマップの基盤となるもので、Webサービスに組み込まれる「SOAP」プロトコルの拡張仕様やメッセージヘッダの標準セットを定義する。WebサービスはXMLやSOAPプロトコルを通じてアクセスできるアプリケーションで、WS-SecurityはWebサービスのセキュリティーを確保するための基盤となるものだ。
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(2002/6/28)
[Reported by 江藤浩幸]