【規格】

APNIC、新IPv6ポリシーを7月1日より施行
~アドレス空間の割り振り基準など変更

■URL
http://www.apnic.net/docs/policy/ipv6-allocation-assignment-policy.txt

 APNIC(Asia Pacific Network Information Centre)はIPv6アドレス空間の割り振りポリシーなどを定義した新IPv6ポリシーを7月1日より施行した。

 新しいポリシーではまず、APNICから各ISPなどへ割り振られるアドレス空間最小サイズが/35から/32に拡大された。なお、従来の/35を保有している組織は、無条件でアドレス空間を/32に変更できる。

 またIPアドレスを割り振ることができる組織の条件として、「LIR(Local Internet Registry:主にISPやiDCなど)であること」、「エンドユーザーではないこと」、「IPv6による接続サービスを開始する予定があること」、「2年以内に200以上のエンドユーザーに/48の割り当てを行なう計画があること」の4点が挙げられている。従来は、過去の実績が条件として盛り込まれていたが、今回施行されたのポリシーでは、今後の計画が重要視されるなど大幅な緩和が見られる。

 なお、今回のポリシーは暫定的なもので、今後も運用実績を踏まえつつ見直しを進めるとしている。

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(2002/7/1)

[Reported by adachi@impress.co.jp]

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