【NetWorld+Interop 2002 TOKYOレポート】

無線LANの高速化に“アップグレード”で対応
NEC、IEEE 802.11bアクセスポイント向けの11a化キット

■URL
http://www.necinfrontia.co.jp/press/new/020701.htm


向かって左側に挿してあるほうのカードと、それにつながっている両側のアンテナがアップグレードキットのパーツ。通常は後ろにある白い筺体に収められる

 最大11Mbpsの無線接続が可能なIEEE 802.11b準拠の無線LANシステムが大流行しているが、最大54Mbpsと高速なIEEE 802.11aへのニーズも高まっている。今年のN+Iではベンダー各社が11a対応製品を紹介しているが、NECとNECインフロンティアでは、こういったニーズに対応するための「IEEE 802.11aアップグレードキット(PK-WL010-01)」を参考出展した。

 これは、すでにIEEE 802.11b対応製品が提供されていた「無線LANアクセスポイントEX(PK-WL010)」用のオプション製品。PCカード型の無線カードをPK-WL010のスロット挿入し、ファームウェアを書き換えることで、これまでIEEE 802.11bで運用してきたアクセスポイントがそのままIEEE 802.11aになる。2つあるスロットのもう一方に従来通り11bの無線カードを挿入しておけば、両システムによる混在運用も可能だ。新たに11a対応のアクセスポイントを用意するよりも半分程度のコストで導入できる価格で提供されるという。8月ごろの発売予定となっている。

(2002/7/3)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]

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