【事業計画】

トレンドマイクロなど8社、セキュリティー教育プログラム機関「SEA/J」を設立

■URL
http://www.trendmicro.co.jp/company/news/2002/news020703.asp
http://www.otsuka-shokai.co.jp/company/release/news1423.htm
http://www.dit.co.jp/company/news/2002/020703_1.html
http://www.hucom.co.jp/news/SEAJforHP.PDF

大塚商会のSEA/J紹介サイト

 トレンドマイクロ株式会社、RSAセキュリティ株式会社、株式会社大塚商会、ソフトバンク・コマース株式会社、株式会社ディアイティ、日本ベリサイン株式会社、株式会社ヒューコム、マイクロソフト株式会社の8社は3日、セキュリティー教育プログラム機関「セキュリティ・エデュケーション・アライアンス(以下、SEA/J)」を2002年9月を目処に設立すると発表した。

 SEA/Jは、インターネットユーザーの増加やブロードバンドの普及などにより高まるセキュリティー対策へのニーズに応えるために設立された。また、多くの企業が参加して設立する意図としては、セキュリティーは一つ一つの技術や製品だけで成り立つものではなく、それぞれの技術や製品を組み合わせて始めて成り立つものであり、従ってセキュリティー教育に関しても、同様に複数の企業が互いの技術や知識を持ち合わせて提供していこうという意図がある。活動開始後は、セキュリティー教育サービスやプロモーション活動などの展開を目指す。参加企業は、現状の8社の委員会企業より順次参加を呼びかけていく予定だという。

 具体的な展開としては、以下の5点が予定されているという。
・セキュリティー全体に関する意識レベルの向上
・体系的セキュリティー技術者・関係者の養成
・セキュリティー初級技術者の育成
・中・上級技術者の育成
・資格認定

これらに基づく第一弾の施策として、エントリーレベルの基礎教育コースを9月を目処に提供を開始する予定となっている。

 またSEA/Jでは、「コンテンツ部会」と「マーケティング部会」のタスクフォースを設立する。「コンテンツ部会」は、教育プログラムの立案・作成を技術協力も含めて行なう。部会は、RSAセキュリティ、ディアイティ、トレンドマイクロ、日本ベリサイン、ヒューコム、マイクロソフトの6社で構成される。また、「マーケティング部会」は、プロモーション、運営部分などの検討を行なう。こちらは、大塚商会とソフトバンク・コマースの2社で構成され、サービスの展開などを行なっていく。

(2002/7/3)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp / 江藤浩幸]

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