■URL
http://www.icr.co.jp/info/press/press20020708.html
http://www.commerce.or.jp/ (MIN)
主な商品のパソコン/モバイル購入率を表したグラフ
(株)情報通信総合研究所「MIN第30回アンケート インターネット・ショッピング利用実態調査」(2002年6月) |
この調査ではパソコンによるインターネット・ショッピング利用実態に加え、モバイル端末(携帯電話・PDA)でのショッピング利用実態、およびブロードバンド利用実態を中心とした質問を行なっている。まずインターネットショッピング(以下EC)利用経験があるのは、回答者の79.7%(7,885人)。1年間での平均購入金額は9.9万円、平均購入回数は6.4回となっている。利用場所としてはPCが92.5%と圧倒的だが、PCとモバイルの両方でECを利用するユーザーが5.1%(513人)も少数ながら存在するのが注目される。
購入商品では、書籍(38.5%)、衣類・ファッション用品(37.2%)、食品(日常食材除く、27.6%)、航空券・宿泊予約など旅行関連商品(26.6%)、CD・ビデオ・DVD(26.3%)、日用雑貨(24.8%)、コンピュータ関連機器(24.5%)が上位となった(複数回答)。このうち、PCからの購入が多いものとして、書籍、衣類・ファッション、CD・ビデオ・DVDが、逆にモバイルからの購入が多いものとして有料情報、有料画像・動画、有料ゲームが挙がった。またPC・モバイルの双方からの購入頻度が高いものとして、旅行関連商品、チケット(旅行以外)、株・証券などが挙げられるという。
ブロードバンド利用実態については、回答者の57.7%がブロードバンドユーザーで、ADSL 1.5Mが18.5%。ADSL 8Mが20.4%。CATVインターネットが16.3%、光ファイバーインターネットが1.3%、その他(無線アクセスなど)が1.2%という内訳だ。特にADSL 8Mユーザー、なかでもナローバンドから切り替えて8Mを利用しているユーザーがインターネット上のサービスを積極的に利用している面があり、インターネットオークション、オンラインクーポン、オンラインバンキングなどで高い傾向が見られた。
ICRでは、パソコンとモバイルの両方でECを利用しているユーザーは全体からみるとまだ少ないものの、外出先でのインターネット利用(40.4%)、およびホットスポット等の利用(12.1%)が高いことから、インターネットショッピングのユビキタス化につながるのではとしている。
(2002/7/8)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]