【新製品】

マクニカ、eラーニングプラットフォーム「CentraOne 6.0」を発表

■URL
http://www.networks.macnica.co.jp/centra/
http://www.centra.com/

CentraOneのデモ画面。Yes-Noや挙手など、生徒の意思はボタンクリックで伝えられる
 株式会社マクニカは、米Centra Software社の同期型eラーニングソフト「CentraOne 6.0」日本語版を発表した。9月1日から販売開始する。
 Centra Softwareは1995年に米国で設立されたITベンチャー企業。同社の主力である「Centra」シリーズは、インターネット上でトレーニングやセミナーを双方向で行なう“同期型eラーニング”分野で高いシェアを持つ製品群だ。すでに世界で900社への導入実績を持ち、日本でも日興コーディアル証券やソニーなどで利用されている。同期型eラーニングでは、リアルの教室形式による講義や挙手での質疑応答、ホワイトボードの説明といった要素をオンラインでリアルタイムに実現することで、利用者の学習意欲や効果の高まりが期待できるという。またマクニカは半導体やネットワーク機器を中心としたベンダーで、2000年1月より「Centra」シリーズの日本語化と国内販売を展開している。

 今回発表した「CentraOne 6.0」では、従来「Centra Symposium」(同期型eラーニング)、「Centra Conference」(Webセミナー)、「Centra eMeeting」(Webミーティング)と機能別に分けて提供していた製品を統合し、1つのプラットフォームでの利用を可能にした。また1台のサーバーで13言語(予定)に対応できる「マルチランゲージ対応」や、企業内の細い回線でも多人数にコンテンツを配信できる「サテライトサーバー機能」、Microsoft Outlookなどエンタープライズアプリケーションとの連携機能などを新たに追加。eラーニングだけでなく、オンラインミーティングや遠隔地の研究所との商品開発など、グローバル化などでより幅広くなった企業のコラボレーション状況に対応できるとしている。
 「CentraOne 6.0」の価格は100IDで1,320万円~。マクニカでは「Centra」シリーズで、2002年度に約5億円の売上げを見込んでいる。

(2002/7/10)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

ほかの記事はこちらから

INTERNET Watch編集部internet-watch-info@impress.co.jp
Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.