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http://www.gatorcorporation.com/companyinfo/press/pr020712.html
米大手ニュースメディア数社がポップアップ広告配信の米Gatorに対して起こしていた訴訟で、米連邦地裁は12日、Gatorに対してポップアップ広告の配信を中止するよう命じる仮処分を下した。訴えを起こしているのは、米WallStreetJournal.comやWashingtonPost.com、USAToday.comなど。
地裁命令により、Gatorは訴訟の決着がつくまで、原告側のWebサイトへのポップアップ広告の配信を中止する。なお、命令の範囲は原告側のWebサイトに限定されており、同社顧客やユーザーへのサービスには影響を及ぼさないとしている。また、Gatorは地裁に対し、今後の審理を迅速に行なうよう請求している。
今回の訴訟について、GatorのJeff McFadden社長兼CEOは「今後の審理で明らかにする事実によって、ユーザーがコンピューター画面上に何を表示するかを決定する権利を奪うような判決を裁判所が下すことなはいと大いに確信している。このような判決は、Gatorの『e-wallet』やAOLの『AOL Instant Messenger』、Microsoftの『Outlook』のリマインダー機能など、ユーザーがネットサーフィン中に個別ウィンドウを自動表示するアプリケーションを利用する権利を攻撃するものだ」と訴えている。
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(2002/7/14)
[Reported by 江藤浩幸]