【規格】

オープンソースのネットワーク認証仕様「OpenSAML」がリリース

■URL
http://middleware.internet2.edu/opensaml/

 次世代インターネット研究開発コンソーシアムの「Internet2」は24日、シングルサインオンなどのオンライン認証ソリューションのコンポーネントとなるオープンソースの「OpenSAML」をリリースした。OpenSAMLは、セキュリティー仕様「Security Assertion Markup Language」(SAML)の参照実装となるものだ。

 SAMLは標準化団体OASISが開発した仕様で、さまざまなWebアクセス管理製品やセキュリティー製品の間で認証情報や許可情報を交換可能にする。またSAMLは、「Liberty Alliance」のオンライン認証仕様の重要なコンポーネントとして採用されている。Internet2は、同コンソーシアムがサポートする大学のIT技術者グループ「Middleware Architecture Committee for Education (MACE)」の後援を受け、OpenSAMLを開発した。

 MACEの委員長を務めるワシントン大学の上級技術アーキテクトであるR. L. Morgan氏は「今日のインターネットがあるためには、中核となるプロトコルや技術のオープンソースへの実装が不可欠だった。SAMLは重要な技術であり、オープンソースと独自製品の双方で、採用と展開が進むと見ている」とコメントしている。

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(2002/7/25)

[Reported by 江藤浩幸]

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