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〜ネットジャーナリズムの新しい潮流になる可能性も

米SalonがUserlandと提携、“Weblog”サービスを提供

■URL
http://www.salon.com/press/releases/2002/07/24/blog/index.html
http://davenet.userland.com/2002/07/24/ourDealWithSalon
http://www.salon.com/blogs/

 オンラインメディア「Salon.com」を運営する米Salon Media Groupは24日、Weblog出版用ソフトウェアを開発するUserland Softwareと提携し、Salonのサイト内にWeblog出版サービス「Salon Blogs」を開設すること発表した。このサービスはすでに利用可能で、30日の試用期間の後、年間使用39.95ドルで利用できる。

 Weblogとは、インターネット上に個人が公開する日記の一種で、プライベートな内容を記すことよりも、むしろ話題となっているインターネット上のニュースを引用し、コメントや批評を加えたり、新しい視点を提供するといった方向性を持っているコンテンツの総称である。Weblogではニュースサイトへのリンクを気軽にはることができるため、時に誰も目に留めなかったニュースに世間の注意を引きつける役割を果たすこともあり、インターネットジャーナリズムの新しい潮流として注目されている。Weblogを出版する方法としてはいくつものネット企業がサービスを提供しているほか、今回Salonと提携したUserland Softwareなど独自のソフトウェアとサービスを提供している企業もある。

 この提携の意義とその価値についてUserlandのCEOで自身のWeblogも多くのアクセスを集めているDave Winer氏は「Salonのような出版物の価値はその評判にあり、何かものを言いたい人、あるいはお金のためではなくただ好きだから書きたいといった人々の注意を引きつけることができることにある。Salonの編集者たちはスカウト、図書館の館長、編集者、才能のプロモーターなどさまざまな異なった役割を果たすことができるだろう」とコメントし、新しいインターネットジャーナリズムを生む可能性を示唆している。

 Salonは、インターネットの独立メディアとして最も成功したサイトの一つであり、一部の無料コンテンツと共に数多くのコンテンツを有料で提供している。2000年にはインターネットメディアのピューリッツァー賞と呼ばれる「Online Journalism Awards」で二つの賞に輝いたほか、2002年にはWebby Awardsの“Best Print and Zine”賞に選ばれるなど高い評価を受けている。Salonでは今回の提携がまだ実験段階の域を出ていないことを認めつつも、新しい試みをどんどん続けていく意欲を示しており、今後の試みが注目されるところだ。

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(2002/7/25)

[Reported by taiga@scientist.com]

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