【新製品】

マクニカと野村IRほか、企業のIRサイト構築支援ソフトを発表

■URL
http://www.nomura-ir.co.jp/news/ (リリース)

 株式会社マクニカ野村インベスター・リレーションズ株式会社サンブリッジテクノロジーズの3社は、企業のIR活動(投資家への広報活動)用サイト作成支援ソフト「irbridge」(アイアールブリッジ)を共同で開発、2002年8月上旬より発売する。

 インターネットによる株式取引の普及に伴ない、個人投資家の情報収集手段として、企業のIR用Webサイトの重要性が高まっている。IR用サイトの内容から、企業の情報開示姿勢を判断する個人投資家も増えているという。こうした状況に対応するため、IR用サイトの仕様やコンテンツ、運用方法を検討し、企業にとって使いやすい環境を提供するものとして「irbridge」を開発したという。

 「irbridge」はJavaベースのサーバー用ソフトウェア。IR用サイトに必要とされる要素をテンプレート化し、入力していくだけでIRサイトの作成が容易に行なえる点が特徴だ。日時指定機能によってコンテンツの配信タイミングを管理できるため、いわゆる“12時間ルール”に沿った情報公開が可能なほか、過去の情報を期間満了とともに非公開にすることもできる。また財務データは数値を入力すれば表とグラフが同時に生成できるほか、Mircosoft Excelなどの表をインポートすることも可能だ。こうした機能を利用することで、四半期ごとの財務データ更新などが簡略化できるという。

 「irbridge」の対応OSはLinuxおよびSolaris、追ってWindows2000などにも対応する予定だ。提供価格は300万円(本体価格)で、事前調査、インストール、1年間分の保守を含む。3社によれば、すでに大手上場企業数社への導入が決定していて、今後1年間で約100社への導入を目標としている。

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(2002/7/30)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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