【音楽配信】

音楽配信の米pressplay、楽曲を無制限に利用できる新サービス

■URL
http://www.pressplay.com/pressroom/pr_20020801.html

 デジタル音楽配信の米pressplayは1日、有料会員制サービスの新版「pressplay version 2.0」を発表した。新版では、楽曲を無制限に利用可能にしたほか、携帯型プレイヤーに転送できるサービスや、インターネットラジオ局を視聴できるサービスを追加した。pressplay 2.0は提携するMP3.comやMSN、Roxio、Sony Musiclub、Yahoo!を通じて即日提供開始されている。

 新版では、10万曲以上の音楽カタログから、ストリーミングとダウンロードを無制限に利用できるようにした。ダウンロードした楽曲は、会員がサービスに加入している間、オンラインでもオフラインでも視聴できる。さらに新版では、特定のジャンルやテーマによって編集したインターネットラジオ局を視聴できる「Radio pressplay」機能を追加した。

 またpressplay 2.0では、従来から提供している楽曲のCD書き込み機能に加え、さまざまな携帯型プレイヤーに転送する機能を提供し、これらの媒体に保存できるようにする。対応するプレイヤーは、Sonyの「Net MD」のほか、Microsoftの「Windows Media」やデジタル著作権管理(DRM)機能に対応するSonicBlueの「Rio」シリーズ、CreativeLabsの「Nomad」シリーズ、Compaqの「iPAQ」など。なお、携帯型プレイヤーへの転送機能を利用するには追加料金を支払う必要がある。

 pressplayの利用料金は、楽曲を無制限に利用できる「Unlimited」が月額9.95ドル、これに1カ月当たり10曲までのCD書き込みや携帯型プレイヤーへの転送が可能な「Unlimited Plus」が月額17.95ドル。また、「Unlimited Plus」を年間契約した「Annual Plus」は、利用料金が年間179.40ドルで、1カ月当たり14.95ドルとなる。このほか、全てのコースにCD書き込みや携帯型プレイヤーへの転送サービスを追加できるコースも用意し、追加料金は5曲までが5.95ドル、10までが9.95ドル、20曲までが18.95ドルとなっている。また、無料で3日間、無制限で試用できるサービスも提供する。

 pressplayは2001年12月にサービスを提供開始したが、利用できる楽曲数に制限があることや、携帯型プレイヤーへの転送ができないなど、ユーザーの不満があり、新版ではこれらの点を改善したようだ。pressplayのCEOを務めるMichael Bebel氏は「サービスを開始して以来6カ月間、当社はユーザーが何を望んでいるかを知ることに焦点を絞ってきた。今回、ユーザーの要求に応えるため、サービスを強化した」とコメントしている。

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(2002/8/2)

[Reported by 江藤 浩幸]

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