■URL
http://www.nielsen-netratings.com/pr/pr_020731_global.pdf
米Nielsen//NetRatingsは7月31日、世界における6月のインターネット視聴率の調査結果を発表した。それによると、ドイツにおいて職場ユーザーに家庭ユーザーを加えた到達率が、家庭およびファッション、企業情報、政府、非営利団体などの分野で、家庭ユーザーだけの場合に比べてユーザー数が倍増した。
Nielsen//NetRatingsの計測化学部門のRichard Goosey氏は「職場ユーザーに家庭ユーザーを加えた到達率は、家庭およびファッション分野で3倍以上に増加し、これらのWebサイトが通常は職場ユーザーよりも家庭ユーザーを惹きつけるはずだという概念を覆した」と説明。
さらにGoosey氏は、米国と英国では職場ユーザーに家庭ユーザーを加えても、これらの分野で到達率が2倍も増えた分野はないと指摘。ただし、これらの分野で到達率が約10%増えた分野も一部あったという。
米国では雇用状況が厳しいこともあり、教育/経歴サイトへの到達率が職場ユーザーに家庭ユーザーを合わせると11ポイント増となった。また、ドイツと同様、政府および非営利団体、企業情報、家庭およびファッションの分野では、職場ユーザーと家庭ユーザーを合わせた到達率は、家庭ユーザーだけの場合に比べて10ポイント以上高かった。このほか、米国では金融/保険/投資サイトの到達率も高い。
英国では、職場ユーザーの傾向がドイツや米国と同様だったのは教育/経歴サイトのみで、職場ユーザーを加えると到達率は6ポイント増。現在の仕事をしながら他の仕事を探すのは万国共通に見られる傾向だと分析。このほか、職場ユーザーを加えた場合、到達率が最も増えたのはニュース/情報分野の7ポイントで、旅行やコンピューター/家電分野もそれぞれ6ポイント増加した。
(2002/8/5)
[Reported by 江藤 浩幸]